会長からのメッセージ-序章-

医院開業をされた方は、開業迄に多くの苦労があったかと思います。 しかし、開業はスタートラインに立っただけに過ぎません。 すでに開業された方は、毎日が嵐の中にいるような目まぐるしく変わる毎日に何をしたらいいのか、思い描いていた理想と異なる現状に驚き戸惑っているかもしれません。   歯科医院経営は他業種と同じく厳しいビジネスの側面があります。 企業活動において、理念を掲げ、資金を集め配分し投資した資金を計画通りに回収出来なければ、当初の事業計画の見直しを迫られるのです。 恥ずかしながら私は、少ない資金しか集めることができず、人とのコミュニケーション能力も低く、また経営のイロハもわからなかったことから嵐どころか竜巻の中のような出発でした。にもかかわらず、現在ではインプラントから訪問診療までをこなし、歯科医師を7人抱える大所帯になり、患者様のリコール率も70%を超える医院を作ることができました。 何故ここまで順調に医院を大きくできたのでしょうか。   もちろん、周囲の方の多大なる援助もあります。しかしながら、私が「医療はあくまで長期的に患者様に利益をもたらさなければいけない」という理想に立ち「その為に必要なのが「 人」「技」「財」である」という信念が変わらなかったのが大きいと考えています。 患者様に求められる医療を実現する経営には、優れたスタッフの「 人」、良い治療と医院作りの為の「技」、そして投資を有効に生かす「財」の三つの視点が不可欠と言えます。 現在、歯科医療を受けられる患者様の中に「どこの医院を選べばいいか分からない」、または「歯医者でイヤな思いをした」と言う方が多いと言われています。また、インプラントのトラブルに関連した、マスコミによる歯科批判もクローズアップされるばかりなのです。私はこの状況下で「人」「技」「財」の理念で患者様の為の医療向上を自身の医院で心掛けていますが、社会全体にもっと質の高い歯科医院を増やす必要性を感じています。 そして、より良い歯科医療の提供には、やはり健全な医院経営の体制が不可欠と言えるのです。   当勉強会では、小規模零細医院が経営状況を向上させる為に「人」「技」「財」の3つの視点を更に3つの角度から分析し、そのノウハウを提供していきます。この勉強会への参加によって、皆様の歯科医院経営の安定化と、患者様に安心してより良い医療を受けられる社会の実現に繋がると信じています。   微力ながら皆様のお力になれれば幸いです。       五條歯科医院 五條和郎